TEKKEN RECRUIT
土木
PEOPLE

人を知る

阪神淡路大震災を経験し、
土木工事・交通インフラの
大切さを実感

土木 施工管理

栗田 敏之

1996年入社 / 理工学部 土木工学科

入社を決めたきっかけ

大学在籍当時はこれといった明確な目標があるわけではありませんでした。ただ、鉄道が好きで、鉄道に携わる仕事がしてみたい、そして物を作る仕事をしてみたいという漠然とした思いがありました。
在学中に阪神淡路大震災を経験し、インフラをはじめとする土木工事・交通インフラの大切さを実感しました。就職活動時期になり、土木工事、そして鉄道工事を数多く手がけている「鉄建建設」を知り、応募するに至りました。

現在の仕事

現在は東京鉄道支店の品川駅作業所の作業所長として従事しています。
工事全体をまとめる役目であり、発注された工事が安全に、図面・工期通りに、無理や無駄なくできているかを管理しています。また、作業所で働く同僚や協力業者作業員の労務管理も大切な仕事の一つです。魅力ある建設業をめざし、労働時間管理や休日日数、所員のワークライフバランスなど皆で一丸となって考え、より良い作業所をめざして管理しています。
近年ではSDGsやカーボンニュートラルなど社会的責任を履行するため、現場でできる施策などを立案し実行しています

挑戦したこと、大変だったこと

品川駅作業所では線路の大規模切換を経験しました。
鉄道工事に携わっていても、自分の現場で大規模切換を経験することは少ないと思います。私の場合、山手線高輪ゲートウェイ駅開業に伴う大規模線路切換を経験することができました。土木を担当する当社だけでなく、電気・信号・軌道などを担当する他の会社と分単位の工程調整を行い、予定時間内に作業を終え、予定通り電車を通すことができました。
数か月もの期間をかけて何回も事前確認を行い、改良を重ねて安全・品質工程を確保する方法を見つけ出し、無事切換を終えることができました。

PROJECT DATA

新小岩駅南北自由通路整備プロジェクト
2013年11月16日~2019年01月31日

新小岩駅周辺は、東京都葛飾区が2001年に策定した都市計画マスタープランのなかで「広域生活拠点」として位置づけられていました。そこでは交通広場や自由通路整備工事など、総合的な都市基盤整備・環境整備などを進め、駅周辺の一体性・回遊性を図ることとなっていますが、私が参画したプロジェクトは自由通路の設置工事です。もともと新小岩駅周辺地域は駅をはさんで南北が分断されていたため、町全体の回遊性に影響をあたえていました。そこで、新たに延長98m、幅10mの自由通路を新設し24時間だれでも通行できる構造とすることで、新小岩駅の南北、さらには町全体の回遊性を高めました。さらに、駅構内にスロープやエレベーターを設けてバリアフリー化を図るとともに、豪雨時にたびたび冠水していた駅舎の排水機能の改善を行うことで、人々の暮らしを支える仕事ができました。

大切にしていること、信条

現場(作業所)という組織は、ある意味で独立したひとつの会社組織だと思っています。現場は、会社から大きな裁量を委ねられています。現場で働く社員が同じ方向を向き、組織が良い方向に向かっていれば、良い構造物が安全にでき、それが会社の成果にもつながります。
しかし、社員がバラバラになるとあっという間に負のスパイラルに陥り、安全を脅かしたり構造物の品質が悪化したりなど、現場はもちろん会社にも大きな影響を与えてしまいます。
技術職や事務職など多くの社員が携わって現場組織を形成しており、誰ひとり欠かすことのできない大切な仲間たちです。職種や年齢、性別等関係なく、同じ目的に向かって日々奮闘している仲間たちとの絆を大切にしています。

これからの目標

今の鉄建建設は20~30歳台の若い世代を数多く採用しています。自分も気持ちでは若いつもりでいましたが、いつのまにか会社の年代構成でみると自分より若い世代の方が多くなってしまっていました。
今後は、諸先輩方から教えられた技術を伝承しながら、昨今のデジタル技術を併用していきます。もちろん、諸先輩方の技術には今に馴染まないアナログ的な技術もあると思います。両方を知るものとして、それらを取捨選択しながら今の時代にあう最適解を求め、合理的に物事を進めていくことが目標です。
そして、それが建設業の新たな働き方に繋がり、ひいてはそれが建設業の魅力に繋がってくれたら幸いです。

CAREER MAP

キャリアパス

入社2年目 2nd year
先輩がいない中で
もがく毎日

私が新入社員で配属されたのは八王子でした。所長、主任、先輩社員がおり、日々先輩の後をついて見よう見まねで開削トンネルの工事を行っていました。鉄筋・型枠・コンクリートの写真撮影に追われる毎日であり、そこで図面の見方を先輩に教わりました。ちょうど1年後、工事も終わって近くの造成現場へ異動。所長と私だけの2人現場でした。まだまだ未熟な私は教わる先輩もおらず、初めての造成現場で協力業者さんにいろいろ教えていただきながら、失敗しながら何とか施工したのを思い出します。

7年目 7th year
初めての監理技術者

常磐新線(現在のつくばエクスプレス)建設の工事であり、常磐線と交差する箇所を施工する工事を担当しました。新線の建設工事ですが、直上を交差する営業線(常磐線)の安全輸送を確保しながら日々奮闘しました。ここでは初めて監理技術者となり、現場で大きな責任ある立場で緊張したことを覚えています。

5年後 FUTURE
社員の思い描く
「TEKKEN10年ビジョン」に貢献

鉄建建設では「TEKKEN10年ビジョン」策定のため社員アンケートを実施しました。これは、鉄建建設が10年後にめざす将来像を、全社員で共有したものです。そこには「技術力の高い会社」「活気があって元気な会社」など社員の思いがこめられていますが、5年後というと、思い描いた将来像が見えてくるころです。後輩たちに技術を伝承し、皆が働きやすい職場づくりを今後も続けていくことで、未来の鉄建建設をつくりあげていきたいです。

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人をつなぐ、街を結ぶ、未来へ延びる。