刺激的な日々を過ごす中で

入社を決めたきっかけ

私の小学校の卒業アルバムには、「ユンボにのりたい」と書いているほど、物心ついた頃から建築の現場を見るのが好きでした。
それは成長しても変わらず、現場を指揮し動かしていく施工管理者という仕事に憧れを持ち、この道に進みました。現場見学をした際、職人さんとの会話から鉄建建設の社員は温かい人が多く、とてもアットホームだと聞いたことや先輩方が的確に職人さんに指示を出している様子を目の当たりにしたことが鉄建建設入社のきっかけです。
また、実家の最寄駅である鹿児島中央駅の建設に携わっていたことにもご縁を感じ、鉄道にも強い鉄建建設であれば、数多くの経験を積むことができると感じ、入社に至りました。

現在の仕事

施工管理者の主な仕事は、工期に向けてスケジュール通りに工事が進むように作業員への指示、現場で危険な行動や場所がないかの安全管理、設計図や仕様書通り作業が行われているかなどの品質管理、費用の調整などの原価管理等です。
そして入社一年目である私は、朝礼・昼礼の司会進行、作業計画書の作成、配筋写真などの工事写真の撮影整理、コンクリートの数量拾い・調整などを主に担当しています。現場に出て、職人さんの危険な行動などにも目を光らせ注意喚起をすることも大きな仕事の一つです。レベルや光波といった機械を据えて、建物を作る上で必要な基準を出す作業では、ミリ単位のズレが後々大きな問題となる可能性もあるため、スピーディかつ正確な作業を日々心がけています。

挑戦したこと、大変だったこと

初めて経験することばかりで正直毎日が挑戦の日々です。現場に出ていると職人さんに質問されることは多々あり、現場の状況を見て、図面を読み解き、判断していかなければなりません。
自分だけでは判断することができず、先輩方に助けてもらうこともしばしばあるのですが、臨機応変に対応していく先輩方の姿を間近で見て、学ぶことが山ほどあり、刺激的な日々を過ごしています。

次から次に工程は進んでいくため、時間に追われるという点が一番大変だと感じています。工事写真や測量にしても遅れをとると職人さんを待たせることになり、円滑に現場を回すことができなくなります。だからこそ、作業効率を上げる努力や工夫が必要不可欠であり、奮闘しているところです。

また現在の現場には私の他には男性しかいないということで最初は不安で大変だと感じる面も多かったですが、職人さんは想像以上にあたたかく今は職人さんとの会話が仕事の楽しみでもあります。

大切にしていること、信条

初めの頃、足を引っ張らないように周りの男性社員と同じくらい力仕事も頑張らなくてはと意気込み、女だから〇〇できない使えないと思わせないように必死でした。
しかし、現場で過ごす中で、やはり男女での力の差などは大きく、同じ作業でも先輩方と私では数倍作業時間に差が出たりすることも少なくありません。現在は自分に出来ることは全力で頑張っていますが、頼るところは頼らせていただき、周りをよく見て自分が何をすべきかを考えることを大切にしています。
また、女性が現場にいるからこその着眼点や気付くこともあると思っており、私は現場内をきれいに保ち、職人さんが気持ちよく仕事できるような環境づくりなどを特に心掛けています。

これからの目標

現場は次々に進んでいくため新たに学ぶことや覚えることはまだまだあります。なんとなく仕事をこなすのではなく、なぜこの作業が必要なのか、なぜこの方法が適しているのか、など物事の本質を理解して行動し自分の成長に繋げていきたいです。
職人さんや先輩、上司方から信頼して仕事を任せてもらえるように、目の前の仕事をスピード感を持って全力で取り組んでいきたいと思います。
また、女性技術者増加のための取り組みなども行っていき、ごく普通に女性も現場で働ける環境にする事が大きな目標であり願いでもあります。