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2026.04.28

てっけん イベント サステナビリティ 真木川小水力発電所「運開式」が開催されました

423日、山梨県大月市大月町において、真木川小水力発電所「運開式」が開催されました。

テープカット.jpg▲左から 鉄建建設(株) 今井社長、大月市 小林市長、山梨県森林環境部 長田次長
オーストリア大使館 シグリッド・ベルカ特命全権大使、TKアクアグリーン(株) 宮﨑社長

本発電所は、当社が20228月に山梨県より「山梨県有林内における小水力発電推進事業者」に選定されたことを受けて建設された発電所です。その後、20234月に山梨県と「県有林内における小水力発電事業の実施に関する協定」、大月市と「真木川発電所活用における地域協力協定」を締結すると共に、関係者との協議が整ったことから、TKアクアグリーン株式会社(※)を設立し稼働に向けて進めてきましたが、202641日、山梨県大月市において真木川小水力発電所の稼働を開始しました。

運開式は、山梨県森林環境部、山梨県議会議員、大月市長、桂川漁業協同組合など多くの関係者が出席し、本発電所の水車がオーストリア製であることからオーストリア大使も臨席のうえ、盛大に行われました。
当社の今井社長からは、「地域協力協定では、市からの要請に応じ、災害時等にポータブル電源や備蓄物資を提供する支援体制を構築しており、地域の防災力向上にも寄与する発電所となっております。本日の運転開始を新たなスタートとして、今後もグループ一丸となって地域の皆さまに信頼される運営に努めてまいります。」と挨拶を述べました。

■真木川小水力発電所


真木川全景.jpg▲全景

発電所.png▲左から取水設備、発電所外観、水車発電機

最大利用水量  0.30㎥/s
総落差 78m
最大出力 199kW
水車タイプ 立軸ペルトン(4射)

山梨県公募事業として初の小水力発電施設
真木川小水力発電所は、固定価格買取制度(FIT)を活用し、県有林内の土地・治山堰堤を利用するとともに、発電事業を通じた地域貢献を条件に県が公募・選定した、公募事業として初の小水力発電施設です。

脱炭素社会への貢献
水力発電は再生可能エネルギーの中でも特にCO₂排出量が少ない電源です。本発電所は、一般家庭約280世帯に相当する電力量の供給を見込んでいます。この電気を既存の電力使用と置き換えた場合、年間約523tCO₂排出削減効果が期待されます。

河川環境および生物多様性の保全
本発電所は、川の流量に応じて発電量が変化する流れ込み式です。そのため、流量が少ない時期には発電量も小さくなります。取水にあたっては、河川環境を保つための必要流量の確保、落葉など河川生態系を支える有機物を可能な限り取り除かない工夫を行っています。また、保安林内での施設整備にあたり、建物の設置や土地の改変に関する厳しい規制に適合した形で開発しています。

地域との協力・連携
本発電所は、カーボンニュートラルの推進、県有資産の有効活用を目的として山梨県の支援のもとに整備されており、事業収入の一部を県へ収めることとなっています。さらに環境教育の推進や非常時の協力体制構築のため、大月市と地域協力協定を結び、災害時に使用できる備蓄品の発電所内保管、非常用電力(ポータブル電源等に充電した電力)の災害時優先提供、発電所を環境学習の場として提供する、といった地域協力を行うことを取り決め、市との連携体制を構築しています。

当社は今後も、地域社会への貢献に努めるとともに、サステナビリティの推進を通じて持続可能な社会の実現に寄与してまいります。

 TKアクアグリーン株式会社は、当該事業のために、鉄建建設株式会社、飯塚工業株式会社、岡山電設株式会社、再エネ地域デザイン研究所株式会社の4者が出資して設立した会社です。

■関連文書
真木川発電所活用における地域協力協定を締結しました | 鉄建建設株式会社
小水力発電事業への参入および TK アクアグリーン株式会社の設立について
大月市へのポータブル電源寄贈式が行われました

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