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2023.07.27

DX 技術 生産性の向上を目指す、デジタルツイン技術の実証実験を行っています

当社が現在施工中の(仮称)新小岩駅南口駅ビル新築他工事(発注者:JR東日本旅客鉄道株式会社)にて、株式会社竹中工務店とCalTa株式会社と協力し、狭小な鉄道高架下の建設現場にも容易に適応できるデジタルツイン技術の実証実験を行っています。

Spot01.JPG▲Spotによる動画撮影の様子

この実証実験は、建設業における"働き方改革"や"労働人口減少"の対策として、現場測量から作図までの労力を削減して生産性向上を目指すものです。

竹中工務店の保有する四足歩行ロボット「Spot」にカメラを搭載して現場を自動巡回させ、収録した動画データをCalTaのデジタルツインアプリケーション「TRANCITY」で解析して3次元点群データを取得し、当社が作成したBIMデータと整合させることで、納まりの精度確認を行いました。

IMG_2870.JPG▲竹中工務店の保有する「Spot」に動画撮影用機材を設置した様子

従来の動画撮影では手ぶれや歩行速度などの"熟練の技術"を必要としますが、それらを「Spot」で自動化することで労働時間の削減や人員不足を補うことを可能にし、大幅な業務効率の向上が見込まれます。

MicrosoftTeams-image (22).jpg▲当社作成のBIMデータと取得した3次元点群データで納まりを検証

当社は今後も新たな技術の開発に挑戦し、生産性の向上や労働環境の改善に努めていきます。

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