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2021.01.18

サステナビリティ プロジェクト 運用80年「信濃川発電所(千手発電所)」大規模改修が進む

当社JVは新潟県十日町市にあるJR東日本 信濃川発電所(千手発電所)において、発電機の老朽取り替えに伴う土木工事を2018年5月から行っています。

千手発電所は、小千谷市内にある二箇所の水力発電所とともに信濃川発電所を構成し、1939年に運用が開始されて以来、国鉄およびJR東日本の鉄道輸送を支え続けてきました。運用開始から80年が経ちはじめての大規模改修で、5基ある水車発電設備のうち4基を取り替え、1基を撤去する工事を行っています。

2020年11月26日、取り替え1基目となる2号発電設備のランナ※吊り込み式が日立三菱水力株式会社の主催で開催され土木工事を担当する当社JVが工事関係者として参列しました。
ランナ・・・水車の羽の部分

senju01.jpg▲報道公開された2号発電機の水車
水車の基礎とまわりのコンクリート部分を当社JVが施工

senju02.jpg▲1号発電機の撤去状況

senju03.jpg▲JR東日本上信越工事事務所の皆さんとJV職員

鉄建の「信用と技術」の原点は信濃川発電所にあり。
昭和19(1944)年2月1日、鐵道建設興業株式会社が設立され、ここに当社の歴史が刻まれはじめました。初受注となったのが、日本国有鉄道の鉄道輸送の要となる信濃川水力発電所第3期隧道工事(新潟県中魚沼郡)でした。延長2,000mの水路トンネル工事は2回の中止をはさみ昭和26(1951)年3月にようやく竣工しました。 鉄建建設は、戦前・戦後を通じて国鉄とともに社会基盤を整備する基礎を築き、総合建設業へと成長を遂げ今日に至ります。

senju04.jpg▲水路トンネルセントル組立完了

千手発電所の老朽取替工事は2026年度末完成を予定しています。

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