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2021.07.16

プロジェクト 技術 北陸自動車道 栄橋床版取替工事/高速道路リニューアル工事

当社はNEXCO東日本新潟支社のリニューアルプロジェクトの一環として、新潟県三条市で北陸自動車道栄橋、貝喰川橋の床版取り替え工事を進めています。

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(再生時間1分15秒)

栄橋と貝喰川橋

北陸自動車道中之島見附IC~三条燕IC間にある栄橋(さかえばし)貝喰川橋(かいばみがわばし)。共用開始後40年以上経過し、老朽化が進んでいる2つの橋を、あらかじめ圧縮力を加えた耐久性の高いプレストレストコンクリート床版へ取り替えます。

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栄橋床版取替工事(下り線)

2橋とも2021年5月から下り線の床版取り替えに着手しました。
今回は6月に行われました栄橋床版取替工事(下り線)を紹介いたします。

DJI_0007(2).JPG▲奥と手前の2台のクレーンで既設床版撤去

120トン吊りオールテレーンクレーン(建設用タイヤ自走式クレーン)を1橋につき2台使い、橋梁中央部から端部に向かって施工します。昼は既設床版の撤去、夜は新設床版の設置と24時間体制で工事が進みます。1日の施工量は1橋当たり床版8-10枚。工事全体ではプレキャストPC床版を984枚使います。

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通行止めを行わず工事

朝夕の交通量の変動に対応するため、ロードジッパーシステム(発注者施工)で時間帯に応じて車線の切り替えを実施します。専用車両BTM(防護柵切替用車両)でコンクリートブロックの防護柵を移動し午前6時から正午までは上り線を、正午から翌午前6時までは下り線を2車線としています。 日々時間帯に交通量の変化に合わせて切り替えることで、工事規制による渋滞を軽減します。

DJI_0004_Moment.jpg▲ロードージッパーシステムによる車線の切り替え

また現場事務所に設けた交通監視室では渋滞などの交通状況を24時間モニタリングし、道路上の簡易情報板に交通規制や渋滞の情報を提供しています。

工事完了予定の2023年3月まで、安全確保を最優先に工事を進めていきます。

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