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2022.01.19

プロジェクト JR東日本史上最長52時間山手線運休による渋谷駅線路切換工事(山手線内回りホーム拡幅)

渋谷駅では2015年より駅改良工事を行っております。今年で施工開始から6年目となりました。

shibuya01.jpg▲クリックすると拡大します(JR東日本提供)

埼京線の2回の切換工事を経て、今回は第3回線路切換として山手線内回りの線路切換、ホーム拡幅となります。52時間に及ぶ線路切換工事であり、その結果、山手線の運休本数としてはJR東日本発足以来最大となりました。

令和の時代に人海戦術よる大規模工事

渋谷駅は3工区(北工区・中央工区・南工区)に分割して発注されており、当社JVは渋谷駅南工区(品川方)を担当しております。今回の切換工事は隣接している埼京線、山手外回り線を運行させながら実施するため、工事用重機を使用できるスペースは無く、全て人海戦術で施工しました。

shibuya02.png▲朝礼の様子

shibuya03.png▲施工状況(盛土ホーム)

shibuya04.png▲施工状況(高架橋ホーム)

shibuya05.png▲施工状況(床版設置)

shibuya06.png▲ホーム拡幅完了

当社JV工区の品川方は盛土ホームとなっていて、地盤面から仮設支保工を組立て、拡幅ホームを設置しました。

新宿方については国道246号線を跨ぐ高架橋ホームとなっているため、本設ホーム縦桁、横桁を架設し、拡幅ホームの床版を支持させる構造としました。

本工事は2日間で職員・作業員を含めて延べ600人を超える中、遅延なくコロナ対策もしっかりと行った上でホームの拡幅と扛上を予定通り無事終えることができました。

shibuya07.png▲渋谷駅改良作業所社員

(撮影協力:JR東日本)

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