急速施工用インバート桟橋

急速施工用インバート桟橋

工法概要

山岳トンネルにおけるインバートコンクリートは、これまで通常は1日置きにコンクリートを打設し、126m/月程度の進捗でしたが、先行するトンネル掘削自体のスピードが伸びるにしたがって、後追い工程のインバートコンクリート施工の急速化が求められてきています。株式会社東宏と共同で開発した急速施工用インバート桟橋は、インバート部のコンクリート打設中や掘削中も残土搬出等の車両を通行止めすることなく一連の施工サイクルが実施可能です(中央排水工の掘削時を除く)。また毎日(週6回)インバートコンクリートを打設することが可能になるため、最大252m/月(10.5m*6回/週*4週間=252m/月)の月進を実現でき、飛躍的な急速化を図りました。

工法の特徴

  • 「作業ステージ」と「坑口側斜路」は、インバート全幅とほぼ同じ幅員があり、コンクリートは「作業ステージ」にミキサー車を駐車し、両サイドの上から備え付けられている回転式シュートで打設します。また切羽側斜路は横断方向にスライド移動が可能で、コンクリート打設時は、逆側に斜路を移動することで、その他の工事車両の通路が確保できます。
  • 「切羽側斜路」は、縦断方向に2分割されており、斜路の位置をトンネル横断方向にスライド移動させることで、桟橋全体を動かすことなく、インバートコンクリートを養生させながら、インバートの両端及び中央部(中央排水工)が掘削できます。また、この2分割機能により、中央部の掘削時以外は、車両の通行が確保できます。
  • ①、②により、インバートコンクリート打設(1日目午前~午後)⇒次スパンのインバート掘削(1日目夜)⇒次スパンへ桟橋移動(2日目午前)⇒インバートコンクリート打設(2日目午前~午後)のサイクルが確保できます。これにより、毎日インバートコンクリートを打設することで、トンネル全体のサイクルに影響を与えず、急速施工が可能となります。
  • 中央排水工を掘削する際、②により切羽側斜路を左右に2分割することで、上部に十分な空間が確保できます。これにより、超大型ブレカーが使用でき、硬岩でも効率よく掘削できます。
  • 大型重機等を通行させる際は、「切羽側斜路」の幅を重機のタイヤ(キャタピラ)幅に合わせて自由に移動させることが出来るので、スムーズにインバート部を通過できます。

掘削側斜路(右側スライド)

掘削側斜路(右側スライド)

掘削側斜路(左側スライド)

掘削側斜路(左側スライド)

掘削側斜路(分割)

掘削側斜路(分割)

坑口側斜路

坑口側斜路

掘削側斜路上昇(移動時)

掘削側斜路上昇(移動時)

坑口側斜路上昇(移動時)

坑口側斜路上昇(移動時)

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