TECHNOLOGY INTRODUCTION
軌道面監視システム
リアルタイムに軌道面の陥没・隆起を検知し工事従事者へ即時通報
概要
本システムは、3Dセンサで取得した点群データを解析することにより、線路内に立ち入らず監視エリア全体の陥没・隆起をリアルタイムに把握することが可能です。
これまでは線路下や線路周辺の掘削作業の際、付近の軌道変位量は定められた基準値以内となるように管理し、変位が管理基準値に達する前に軌道整備等の対応を行っていました。目視による常時監視は困難なため、自動追尾式トータルステーション等で監視を行っていましたが、計測に時間を要するとともに、機器の設置やメンテナンスのため定期的に線路内に立ち入る必要があることが課題となっていました。
特長
- 初期値から一定以上の変化を記録した場合は、関係者へ即時にメールで通知します。
- 3D LiDAR(センサ)を用いることで、広範囲の検知が可能です。
- 設置高さh=7mで、深さ約50mmの軌道面における陥没・隆起を認識します。
- 安定した検知が可能な範囲は、線路直角方向に10m程度です。
- 列車や人の通過はシステムで除外が可能です。
- 工事に伴う軌道整備や地盤形状の変化に対応するため、適時初期値の再設定が必要となります。
予備検証は、当社の建設技術総合センターにある複線軌道で実施。位置を検討して設置したLiDARの可視領域内で、土嚢を設置・撤去することで隆起・陥没を模擬し、検知範囲を確認しました。また本検証は、営業線において線路閉鎖間合いで実施。予備検証と同様の陥没・隆起を模擬し、安定した検知範囲であることを確認しました。
共同開発者:東日本旅客鉄道株式会社、株式会社東京計測