TECHNOLOGY INTRODUCTION

STUクリアシート工法®

コンクリート構造物はく落防止技術 ≪特許取得済み NETIS工法≫

概要

▲従来の繊維接着工法                   ▲STUクリアシート工法®

STUクリアシート工法®は省工程のはく落防止工法で、従来の工法とは異なり、省人化を図ることが可能です。作業工数はタフメッシュ工法®と同様に下地処理後、接着材塗布、シート貼付け、脱泡作業だけとなり、従来の工法より手間が格段に少なくなります。そのため工期短縮が図られ、仮設費や道路規制費の低減が可能となります。

また、タフメッシュ工法®より透明なため、下地コンクリートの見えやすさが向上しています。

特長

  • シートが薄くて軽いため、施工性が良好です。
  • 省工程な工法のため、道路規制費・線路閉鎖費等が低減可能です。
  • 接着材のみで貼付けるため、含浸や特殊装置不要。→当工法の熟練工でなくても対応可能です。
  • 成型材料を使用するため品質が安定しています。
  • 紫外線劣化が少ない材料を使用しています。
  • 伸び性能も有するため目地またぎの施工も可能です。
  • ほぼ透明なため、施工後も下地状況の観察が可能です。
  • 接着剤が非危険物のため、火災事故のリスクが少ないです。
  • 首都高速道路㈱橋梁構造物設計要領[コンクリート片剝落防止編]における剥落防止工の評価基準A種に適合しています。

なお、接着剤の種類により、STUクリアシートーS工法、STUクリアシートーR工法があり、その内容は以下の表の通りです。

  接着剤品番 消防法上の区分 主材の外観 硬化剤の外観
ーS工法 STN-2020 指定可燃物 桃色グリス状 青色グリス状
ーR工法 XL-1902 危険物二類 乳白色グリス状 淡黄色液状


以下はSTUクリアシートーS工法の試験値です。
※試験値は、首都高速道路㈱コンクリート構造物補修・補強設計要領[コンクリート片剝落防止編]2025年5月剝落防止工の要求性能より。


▲耐荷性(押抜き)試験後はく離形状             ▲付着試験(10.1kN/1,600mm=6.31N/㎟)
                             上記要求性能1.5N/㎟を大きくクリア


施工手順