TECHNOLOGY INTRODUCTION

鋼板圧入耐震補強工法

仮締切り不要・仮設費用縮減、耐震補強工法

概要

本工法は高架橋や建築物の柱に耐震補強用の鋼板を設置する際、地中部に鋼板を油圧ジャッキで圧入して設置する工法です。補強する柱に地上で補強鋼板を巻立てます。巻立てた鋼板に高圧水管と振動器を取付け、圧入用ジャッキと反力台を設置して、鋼板を地中にジャッキで圧入します。ジャッキが全伸したら、ジャッキを縮めて反力台を下げます。反力台を再度固定して圧入を繰り返します。圧入長が長い場合は、補強鋼板を複数段連結することによって対応が可能です。
掘削作業が不要のため地下水の影響を受けることなく耐震補強工事が可能となります。圧入完了後は補強鋼板と柱との間に、セメントミルクなどの注入材(地下水位が高い場合は水中不分離性モルタルなど)を充填して一体化を図り、耐震補強は完了します。
すでに400本以上の施工実績があります。

特長

  • 従来工法のような開削作業が必要ないため、掘削用の重機作業が不要です。
  • 高地下水位下でも水替え工を必要とせず対応可能です。
  • 狭隘な作業スペースでの作業が可能です。
  • 礫混じり層でも補助工法により円滑な施工が可能です。
  • 鋼板を圧入するため、騒音が少ない工法です。
  • ローラ式のスペーサにより、鋼板の偏りを防止し高精度で施工できます。
  • 従来工法と比べ工期とコストの低減が可能です。