TECHNOLOGY INTRODUCTION

AWAT(アワット)工法

耐震性能に優れ、漏水、粉塵を防止できるあと施工部分スリット工法

概要

「AWAT(アワット)工法®」は、一般財団法人 ベターリビングより「あと施工部分スリット工法(AWAT(アワット)工法)設計施工指針の妥当性について」の一般評定を取得した工法です。 この一般評定によって、腰壁・たれ壁については、あと施工の部分スリットが完全スリットと同等の耐震性能として耐震改修設計が可能となり、袖壁についても部分スリットの評価法を確立しているため、耐震改修設計が可能です。また、本工法は一般評定更新時に新たな検討法として、①サッシ際に部分スリットを設ける場合の詰めモルタルおよびコンクリート片の残置するための検討法、②あと施工水平部分スリットを採用する場合の検討法の2つを確立し追加しました。
①では、施工上でサッシを取り替えないとサッシ際の施工が困難であった点を解決し、サッシを取り替えずに構造スリットの性能を満たすことが可能となり、施工性を高めることができ、施工コストの低減が見込まれます。
②では、水平スリットの評価法が一般評定に追加され、これまで採用できなかったあと施工による水平部分スリットの適用が可能となり、適用範囲が拡大しました。

特長

  • 「AWAT(アワット)工法」の特徴は、切断水の代わりに泡溶液を用い、施工システム内のAWAユニットフォームマシンにより切断泡を形成して、ウォールソーおよびコアドリル(写真-2)により切断・穿孔して壁に部分スリットを形成する点です。
  • 切断水を用いて施工する場合と比較して、1/10の量の泡溶液で施工できるため、内部への漏水が防止され、切断汚泥の排出も少なく、さらに騒音・粉塵も低減されます。