TECHNOLOGY INTRODUCTION

高強度コンクリートの火災時爆裂抑制工法(FPC工法)
高強度コンクリートの火災時爆裂抑制工法
概要
無対策 FPC工法
コンクリート中にポリプロピレン樹脂粉末を混入
FPC工法に用いるポリプロピレン樹脂粉末には、融点が約165℃、密度が約0.91g/cm3の粉末を使用
火災時には樹脂が溶融して小孔を形成し、熱応力や水蒸気圧を緩和して爆裂を抑制
コンクリートの設計基準強度に応じて樹脂粉末の混入量を調整して、爆裂を確実に抑制する
設計基準強度が60N/mm2を超え、120N/mm2以下の高強度コンクリートに適用
一般財団法人 日本建築総合試験所の建築技術性能証明(性能証明第03-15号)、および特許(特許番号:第3848282号)を取得
樹脂粉末の標準的な混入量
特長
- 鉄筋コンクリート部材の火災時における爆裂を抑制します。
- 耐火時間、3時間を確保します。
- コンクリートへの樹脂粉末混入は、現場でアジテータ車による攪拌で容易に製造します。
- 部材断面の増加がなく空間を有効に利用できます。
- 少量の樹脂粉末混入で、部材の耐火性能を向上しました。
- FPC工法では爆裂が抑制され、加熱に伴う部材の変形量や内部鉄筋の温度上昇が抑制されます。