TECHNOLOGY INTRODUCTION

PSP工法

ソイルセメント本設杭工法

概要

地下駐車場の外壁部施工状況                       工法概要

ソイルセメント本設杭工法は、仮設山留め壁として用いられるソイルセメント柱列壁の性能を向上させることで、本設の構造物として利用し、コスト・工期の縮減、環境負荷の低減を図る工法です。
本工法は、高強度のソイルセメントを構築するために、仮設山留め壁の場合より富配合の固化材ミルクを攪拌混合するとともに、芯材からソイルセメント柱体への応力伝達を確実にするために、芯材の先端部に頭付きスタッドを付加します。また、施工は従来のソイルセメント柱列壁工法と同じ施工機械を用い、標準配合・標準施工によりソイルセメントの品質管理を行います。(PSP:Permanent Soil cement mixing Pile)
※(財)日本建築総合試験所の建築技術性能証明を取得済みです。

特長

  • 【施工方法】3軸削孔機構を有する3点支持型クローラクレーンを用いて現位置で注入液と土を攪拌混合する方式(ソイルセメント柱列壁工法と同様)
  • 適用地盤およびソイルセメントの設計基準強度
    外径:550~900mm,柱列状(ラップ形式),柱状(単軸,3軸)
    杭長:外径550,600,650mm→34m、外径850,900mm→44m
  • 【使用材料】固化材:高炉セメント,普通ポルトランドセメント,セメント系固化材。
    添加剤(ベントナイト,増粘剤など地盤に応じて使用)。
    芯材:H形鋼(I形鋼),JIS規格の新品材。
    頭付きスタッド(JIS B 1198)。
  • 適用地盤およびソイルセメントの設計基準強度