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カテゴリ:技術

北陸新幹線とJR北陸本線交差部の橋梁を架設 in 小松市

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▲JR北陸本線直上の桁架設が完了


7月8日、石川県小松市で施工中の北陸幹蛭川Bi工事において、JR北陸本線直上に北陸新幹線の桁を架設する工事が完了しました。この工事は、橋本体となる合成箱桁を線路脇で構築し、線路上空へ向かって水平方向にスライドさせる「送り出し工法」により行いました。まず、1ヶ月前の6月9日から6月15日にかけ7回にわたり、桁の送り出し(支間長:54.0m,総送り出し量:93.7m)を行いました。その後、7月6日から7月8日にかけて、桁を最終的な位置まで降下(最大降下量:1.7m)させ、架設作業を完了しました。


※合成箱桁とは:鋼とコンクリートで構成され両材料の利点を活かした合理的な構造形式。
        また、鋼のみに比べ騒音対策に有利であることから鉄道橋に広く採用されています。


↓ ↓ ↓ 架 設 動 画 ↓ ↓ ↓


(画面上のスタートボタンを押すと動画が再生されます)




▲手延桁送り出し状況(20倍速,再生時間1分40秒)


JR北陸本線は、夜間も貨物列車が多数運行しているため、作業時間はわずか2時間程度でした。このような厳しい作業条件の中、綿密なシミュレーションを行ったり、故障時の予備機材を準備したり、仮支柱(ベント)の沈下計測を行うなど幾重ものリスク対策により、列車運行と周囲の安全を確保しながら、計画通りに架設することができました。


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▲手延桁と本設桁を支える仮支柱(ベント)


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▲夜間送り出し状況


北陸新幹線延伸工事は、2023年春の敦賀~金沢間開通に向けて最盛期を迎えています。
当作業所も来年3月31日のしゅん工に向けて、床版工、路盤工を進めていきます。