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2019年06月アーカイブ

平成30年度 土木学会賞を受賞

6月14日、ホテルメトロポリタンエドモントにて土木学会定時総会が開催され、平成30年度土木学会賞の表彰が行われました。当社は、下記の個人・団体が受賞しました。

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【功績賞】 橋口誠之(十一代目社長、現顧問)

国鉄、JR東日本での鉄道土木に係わる計画、設計および施工分野での功績と、土木学会においての各委員会の委員、理事、副会長等要職の歴任、IT技術を活用した双方向型コミュニケーションの導入など土木学会の運営に尽力し、発展に貢献したことが認められました。

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【論文賞】 
継手を有する鋼製角形エレメント掘進工法における
姿勢制御方法に関する実験的研究

長尾達児、石橋忠良、栗栖基彰、岩瀬 隆
(当社社員のみ記載)

(写真)
すでに実用化されているエレメント掘進工法をさらに改良するため、掘進の精度向上、および地表面への影響低減を図る方法を提案し、その有効性について実物大のエレメント掘進試験により確認しました。それらをまとめた論文が土木工学における学術・技術の進歩、発展に貢献すると認められました。

1906doboku_02.JPG▲鉄建建設の研究センター内で行われた試験

【技術開発賞】 
ドップラーレーダーを用いた突風に対する列車運転規制方法の開発

島村 誠 (当社社員のみ記載)

上空の風を面的に観測できるドップラーレーダーを用いて冬季の日本海側の突風に対する列車運転規制方法を開発しました。この技術は突風に対する鉄道運行の安全を確保する方法として展開できるだけでなく、鉄道以外の分野への活用も期待されています。

【映画コンクール部門賞(一般部門)】 
立山砂防・土砂との闘い~世界に誇る防災遺産~

企画・脚本:緒方英樹 (当社社員のみ記載)

富山という地域と人々が歴史的な災害に何度も遭遇しながら、どのように立ち向かってきたのかを、CGや実写を用いて立山砂防の役割について解説しています。土木技術者や行政など関わった人々が築いてきた立山砂防システムの価値について、一般市民にも分かりやすい作品になっていることが評価されました。

【技術賞】 
複雑な函体構造と多様な交差物件を有する極めて大規模な開削道路
トンネル工事における、供用時期の確保に向けた取組み
-東京外環自動車道市川中工事-

鹿島・大林・鉄建 特定建設工事共同企業体
(当社関連のみ記載)

本工事区間は河川、幹線道路、鉄道が交差し、約半分の区間では国道298号が地下を通るなど非常に複雑な函体構造でした。この工事において様々な課題を解決し供用時期の確保を行った功績、および現場の工場化、生産性向上、安全性向上に寄与した功績が評価されました。

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▲多様な交通動線と交差し複雑な函体

【技術賞】 
都心ターミナル駅において極めて複雑かつ困難な
制約条件を克服した大規模線路切換
-JR渋谷駅改良 第1回線路切換-

鉄建・東急・東鉄 建設共同企業体
(当社関連のみ記載)

施工環境、施工時間など様々な制約を受ける大規模ターミナル駅改良工事において、これまでに例のない複雑かつ難易度の高い線路位置変更工事を計画通りに完遂しました。このことが、土木技術および地域社会の発展に寄与したとして評価されました。

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▲列車を止めて46時間連続工事を行い埼京線ホームを嵩上げした(2018年5月)

【技術賞】 
大規模駅構内における活線下での大口径場所打ち杭施工
-千葉駅改良・駅ビル建替工事-
鉄建建設(株)
(当社関連のみ記載)

駅改良工事特有の制約条件(空頭制限、狭隘箇所)克服のため2種類の杭打設工法を新たに開発、適用しました。また、列車運行時間帯での安全な施工方法を確立し、昼夜施工による工期短縮を実現した結果、同種の駅改良プロジェクトなどへ幅広く水平展開されており、土木技術の発展に寄与したとして評価されました。

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▲千葉駅のホーム上で施工する「孔壁防護併用場所打ち杭工法」

【技術賞】 
地産骨材に対し実効性の高いASR抑制対策を用いた
鉄道高架橋の構築技術
-新潟駅付近連続立体交差事業-

鉄建・前田・東亜・加賀田組 共同企業体
(当社関連のみ記載)

コンクリート約11万立米を使用する高架橋を建設するため、地産の膨張率の高い骨材の使用を前提に、近隣県のフライアッシュを用いたアルカリシリカ反応抑制対策を構築し、安定的な供給を実現。また、FA添加による初期強度発現の遅れ等の施工上の課題を解決し実施工に反映した成果が評価されました。

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▲在来線の駅部を高架化した当社工区(新潟駅Ⅰ期開業)

【田中賞(作品部門・新設)】 
生野大橋

下部工:鉄建建設㈱(当社のみ記載)

鉄道営業線上での厳しい制約条件の中で、設計・施工に関する最新の橋りょう技術を結集し、高品質かつ合理的な施工を実現しました。このことが今後の橋りょう技術の発展に大きく寄与すると評価されました。

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▲左側から4橋脚を当社が施工

代表取締役会長 林 康雄が第107代土木学会会長に就任

DSC_0112.JPG小林 潔司前土木学会会長(写真左)からバトンを受け取った林 康雄会長(写真右)

2019年6月14日、ホテルメトロポリタンエドモントにて土木学会定時総会が開催され、当社の代表取締役会長林康雄が土木学会会長に就任しました。 総会の中で、土木界における現状の課題認識として、「自然災害に対する早期の防災・減災対策」や、「老朽化が懸念されている公共インフラの適切なメンテナンス」、「建設産業の担い手確保」などをあげ、広く国民・市民に情報発信するとともに、国民・市民からの意見にも耳を傾け、相互理解を深めながら、土木学会として果敢に課題解決に取組んでいくと抱負を述べました。

当社の歴代社長経験者が土木学会会長に就任するのは、今回で6人目となり、土木学会とは長きにわたり良好な関係を築いてまいりました。今後も引き続き学会の活動を支援するとともに、土木界の発展に寄与してまいります。

代表取締役会長 林 康雄
1975年 東大工学部卒 国鉄入社
2000年 JR東日本総合企画本部投資計画部長
2003年 理事八王子支社長
2006年 理事建設工事部長
2007年 取締役建設工事部長
2009年 常務取締役鉄道事業本部副本部長
2013年 鉄建建設代表取締役執行役員副社長
2014年 代表取締役社長執行役員社長
2018年 代表取締役会長

九州新幹線、経ヶ岳トンネルが貫通

kyougatake_kagamiwari.JPG▲貫通祝いの鏡開き
(左から、藤岡誠土木部長、古賀友之地区協議会長、森田泰智鉄道・運輸機構長崎鉄道建設所長)

6月1日、九州新幹線(西九州ルート)の経ヶ岳トンネルにて貫通式を行いました。当日は、発注者である鉄道建設・運輸施設整備支援機構 九州新幹線建設局 森田泰智 長崎鉄道建設所所長、および古賀友之東長崎地区新幹線対策協議会会長ほか関係者約90名の方々が参列し、盛大に式典が行われました。

kyougatake_kinen.JPG貫通点をバックに全員で記念撮影

長崎への新たな"みち"となるトンネル

同トンネルは、長崎市の東側に位置しています。2017年より発破NATM工法で長崎駅側から掘削を開始。約2年3カ月の歳月をかけ、4月11日に武雄温泉駅側に到達し、実貫通をしました。

=実貫通の瞬間=
▲貫通する瞬間をご覧ください(画面上のスタートボタンを押すと動画が再生されます)

今後は、トンネル内構造物(インバートや2次覆工コンクリートなど)の工事を施工していきます。長崎へつながる新たな"みち"となるよう、2022年度の開業に向けて工事を進めていきます。