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2018年04月アーカイブ

界壁に関する建基法の改正に貢献

4月25日、「平成29年度建築基準整備促進事業」の報告会が開催されました。

当事業は民間の能力を活用し、建築基準法などの見直しを図る目的で行われています。具体的には、国が基礎的なデータ調査や技術基準の基礎資料作成を行う民間事業者などを公募し、採択された事業者には補助金が給付されます。当社は平成28年度から2年間、「共同住宅の界壁(※)等の遮音性能に関する技術的基準の検討」について、日本大学理工学部の井上勝夫特任教授を代表者に、住環境総合研究所、大成建設、栗本鐵工所、日本音響材料協会の5社と研究を進めてきました。

※界壁とは、共同住宅で各住居との境界になる壁のこと。

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報告会では、建築基準法第30条(長屋又は共同住宅の各戸の界壁)の「各戸の界壁は、小屋裏又は天井裏に達するものとする」という規定に対し、界壁と遮音性能の関係を調査により明らかにし、天井裏を通る伝搬音の実験室測定方法を提案した成果を発表しました。

この成果は、3月6日に閣議決定された「建築基準法の一部を改正する法律案」に盛り込まれており、緩和規定が設けられるという結果につながっています。現在、サービス付高齢者向け住宅や民泊施設などが増加傾向にありますが、既存建物をこれらに用途転換する場合などで活用が見込まれ、既存建築ストックの有効活用に寄与するものと期待されています。

銚子駅しゅん工 鏡割り中身は醤油

4月13日、当社施工のJR銚子駅の新駅舎が完成し、JR東日本千葉支社によるオープニングセレモニーが行われました(所長:斉藤一之)。旧駅舎は赤い屋根の木造駅舎として70年近く愛されてきましたが、老朽化のため建て替えとなりました。2016年に着工、約1年7カ月の工事を経て3月29日から使用を開始しています。

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白い外観は犬吠埼の灯台をイメージし、駅舎内部は銚子市の伝統産業である醤油製造の蔵の雰囲気を出すため、コンコース仕上材に千葉県産の「サンブスギ」を使うなど、地域の特色を取り入れた、あたたかみのある内装です。

セレモニーには西田直人JR東日本千葉支社長、銚子市の越川信一市長、地元関係者約50名と、当社からも大塚一史東京鉄道支店長をはじめ関係者が列席しました。

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竣工式では、神事の後、西田JR東日本千葉支社長が挨拶し、その後、駅舎内で地元名産の醤油が入った樽で鏡開きが行われました。

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セレモニーの後は、新設の駅前広場で餅つきや、はね太鼓、ご当地グルメの出店もあり、多くの市民でにぎわう和やかなイベントとなりました。

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当社は今後も駅舎のリニューアル工事を通じて、駅利用者だけでなく、にぎわいのある玄関口と交通拠点づくりに貢献していきます。

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新潟駅が高架化、第1期開業

4月15日、当社施工のJR新潟駅の在来線高架ホームが開業し、新潟県・新潟市・JR東日本主催による開業セレモニーが開催されました。(新潟駅連続立体交差事業 駅部高架化工事 所長:西嶋武憲)

高架化は新潟駅連続立体交差事業として2009年に着工し、第1期工事では在来線、新5番線を高架化することで、新幹線ホームと同じ高さになりました。

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セレモニーには篠田昭市長、米山隆一知事、今井政人JR東日本新潟支社長ほか多くの関係者が列席し、テープカットが行われました。

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上越新幹線と在来線、特急「いなほ」が同じホームになったことで、上下移動が解消され乗り換えが便利になりました。

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さっそく東京発の新幹線が到着すると、同じホームに特急「いなほ」の車両が待ち構えており、乗客をお出迎え。重いスーツケースを持ったお客さまもスムーズに乗り換えていきました。

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生まれ変わった新潟駅に合わせて、株式会社トッキー様より受注の駅ビル「CoCoLo 西 N+(ココロニシ エヌプラス)」がオープン、鏡開きが行われました。JR新潟駅2階西口付近にあり、面積1,200㎡の空間に5店舗が立ち並びます。「食文化を軸とした駅からはじまるまちづくり」をコンセプトに、「新潟の豊かな食」や「世界から賞賛されるモノ」の販売や情報発信の場となります。

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当社では引き続き、2022年に全面高架化の予定で、在来線ホーム1番線を高架化する第2期工事を進めています。このような高架化事業を通して、利用者や地域の皆さまの乗り換え時の利便性はもちろん、踏切がなくなることでの道路渋滞の緩和や安全性向上に貢献していきます。

都市大フレッシャーズキャンプ開催

4月7日、今年も東京都市大学工学部都市工学科の新1年生97名を招いて、見学会(フレッシャーズキャンプ)を当社の建設技術総合センター(成田市)で開催しました。今回で3回目となります。

新入生からは建設現場や鉄道設備が実体験できると好評で、大学で「何をどうして学ぶか」のモチベーションづくりに役立っています。

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屋外研修フィールドでは、全長150mの複線軌道にある鉄道設備3エリアを見学。「ホームエリア」では踏切の非常停止ボタンを押し、電車を止める仕組みを体験しました。また「踏切・線路覆工エリア」では踏切設備を、「工事再現エリア」では、当社のHEP&JES工法や、線路を受ける工事桁、分岐器など普段触ることができない設備を体験してもらい、レールスクーターの試乗も行いました。

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また、線路間やホーム上の鉄骨柱を建てる工事に使う軌陸重機ハンドリングマシンの実演を行い、鉄道工事への関心を深めてもらいました。建設技術総合センターでは、このような大学と連携した活動を通し、これからを担う人材育成の支援を行っています。

E1A新名神高速道路(川西IC~神戸JTC間)開通

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当社施工箇所

3月18日、E1A新名神高速道路(川西IC~神戸JTC間16.9km)の開通式典が行われました。当社はこのうち延長2,024mの道場生野工事(兵庫県神戸市 所長:木塲康幸)を担当しました。宝塚北サービスエリアでの式典には、石井啓一国土交通大臣や井戸敏三兵庫県知事らが列席され、盛大に行われました。今回で高槻JCT・IC~神戸JCTが全線開通となっています。

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施工場所Google map → https://goo.gl/maps/7wxtZxk59oQ2

道場生野工事では3年間で橋台3基、橋脚4基を含む、土工量(掘削、盛土)82万㎥の大規模土工事を行っています。
当社は、今後も地域に必要とされる、このような交通インフラ整備に携わりながら、社会に貢献していきます。

研修センターの施設を拡充

このたび、当社の建設技術総合センター(成田市)において、「研修施設棟Annex(別館)」を増築し、また、屋外フィールドには若手社員研修用の「実物大模型」を新設しました。
2018年4月6日より始まった新入社員研修で運用を開始しています。

研修施設棟Annex(別館)

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外観(右は本館)

研修施設棟(本館)は、夜間訓練にも対応できるように研修室や食堂、大浴場を備えた建物です。
これまで、鉄道工事に携わる社員の夜間研修などで、使用されてきました。

そして今回、女性用の施設として増設されたのが研修施設棟Annex(別館)です。
採用を増やしている女性新入社員の声を受け、女性に配慮した様々な設備が導入されています。

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15室の研修用仮眠室(2人用x14室、1人用×1室)があります。
着替えのためのカーテンや、室内物干しワイヤーを設置しています。

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大浴場エリアにはランドリールームやシャワールームを設け、パウダーコーナーも多めに配置しアメニティに配慮しています。

研修用 実物大模型

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若手社員を早期に施工管理者として戦力化するため、研修用の実物大模型を新設しました。施工途中の状況と業務を、実際に目で見て体験できます。

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土木工事の基本的な要素が多く含まれている、ボックスカルバートトンネルの構造物(鉄筋、コンクリート)の模型です。

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建築工事の(手前から)RC造、S造、SRC造の実物大模型です。

これらの設備で「仮設計画」「安全管理」「出来形管理」「品質管理」「工程管理」といった躯体工事全般の管理を多面的に学べます。

社内の研修だけでなく、鉄道工事に携わる他のゼネコンの技術者や協力会社の技能者も多く受け入れており、充実した研修を快適に行っていただけます。

「カンボジア国道5号線改良工事(バ-シ間)」着工式

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3月26日、「カンボジア国道5号線改良工事(バッタンバン-シソポン間)」の着工式が執り行われました。
この工事は首都プノンペンとタイ国境を結ぶ国道5号線のバッタンバン-シソポン間で、本線道路を改修・拡幅するとともに、バッタンバン市街及びシソポン市街を迂回するバイパス道路を整備するものです。全区間84.74kmのうち、当社はバッタンバン近郊(パッケージ1)の46.27kmを施工します。

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会場には1万人を越える席が準備されました。

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着工の宣言として、フン・セン首相が1時間にわたるスピーチをされました。
内戦で悲惨な戦火が繰り返されたバッタンバンの当時の戦況と悲惨さ、そして、今の平和はカンボジア国民と政府がともにがんばった成果、と語りました。また日本政府と堀之内秀久駐カンボジア大使へ感謝の意を示されました。

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また、堀之内大使がクメール語でスピーチをしました。すばらしい発音に列席者からどよめきがあがりました。「アルファベットを読むのではなく、クメール文字を読んでいた」とフン・セン首相からも賛辞の言葉がありました。

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ブルドーザーに乗るフン・セン首相

当社は、この国道5号線改良工事を通じて、海外での道路整備の経験を積むとともに、道路輸送が物流の中心であるカンボジアの経済の発展に寄与することをめざします。