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技術紹介

タフシート工法(耐震補強)-周辺状況や時間的制約の多い場所での耐震補強工法-

タフシート工法(耐震補強) タフシート工法(耐震補強)

工法概要

タフシート(紫外線硬化型FRPシート)を既設のRC柱に巻き付けることで、都市部など周辺条件や時間的な条件の制約が多い場所での施工を可能とした新しい耐震補強工法です。
タフシートには"簡易な仮設備で容易に作業ができる"、"紫外線硬化により短時間で施工できる"という特長があり、作業時間や空間の制約条件をクリアすることが可能です。また補強に使用するタフシートには、高い引張耐力持ち、主にRC部材のせん断耐力を向上させるために用いるGFRP(補強材にガラス繊維を使用)と、高い伸び性能を持ち、RC部材の変形性能を向上させるために用いるVFRP(補強材にPVA繊維を使用)があり、これらを組み合わせることによって様々な要求に応じた耐震補強を実現することができます。
タフシートの付着力は高くRC部材との密着性に優れており、強固な被覆層を形成します。このため、コンクリートの経年劣化によるひび割れを防止するとともに、コンクリート表面を外的な化学的浸食から守る効果があります。よってコンクリートの剥離・剥落を防止し、構造物の耐久性を向上させることができます。
平成23年3月現在3万m2を超える施工実績があります。

工法の特徴

  • シートを巻き付けるだけなので、補強による断面積の増加を抑えることができます。
  • タフシートを構成する樹脂は、優れた耐食性・物理特性を備えています。
  • タフシートは工場で補強繊維へ樹脂を含浸させ生産するため、品質が安定しています。
  • タフシートは軽量で硬化前は柔らかいため、手作業で巻き付けが可能です。仮設備は簡易なもので対応できることから狭隘な場所でも施工が可能です。
  • 部材に巻き付けたシートは紫外線の照射により20分で硬化するため連続的に作業でき、作業時間に制約がある場合でも短時間で施工が可能です。
  • 樹脂や補強繊維の飛散が無く、スチレン臭もほとんどありません。
  • タフシートは良好な絶縁材料のため、電気設備の絶縁低下や電食の問題もありません。
  • タフシートは引張耐力が高く、RC部材のせん断耐力を向上させるため、せん断破壊先行型のRC部材を曲げ降伏先行型に変えることができます。
  • じん性補強用のタフシートを併用することによって、より高い変形性能を実現することも可能です。

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