地球環境の維持向上

私たちは、地球環境をよりよき状態で次世代に引き継ぐために、
地球的視野に立った活動を継続的に行います。

環境配慮は一つひとつの工事から。指針を定め取り組みを展開

鉄建建設環境行動指針

建設活動によって発生する環境負荷を極力低減し、地球環境の汚染を予防するために、「環境行動指針」を定め環境保全活動を実施しています。

1. 環境経営を充実する。
 (1)環境経営の充実に向けた活動の展開 (2)環境保全技術の整備と活用の促進

2. 低炭素社会に向けてLCCO2を削減する。
 (1)環境配慮設計の促進 (2)施工段階におけるCO2の排出抑制

3. 建設副産物対策を徹底する。
 (1)建設廃棄物の対策 (2)建設発生土の対策 (3)有害廃棄物の対策

4. 生物多様性の保全に配慮する。

新田東佐味作業所では、重金属を含む掘削土を時間をかけ判定分別

大和御所道路新田東佐味トンネル工事を施工する新田東佐味作業所では、トンネル掘削地山に自然由来の重金属が含まれているため、1日当たりの掘削土砂ごとに日々重金属の溶出試験を行い、その測定結果を確認した後、基準ごとに指定箇所への場外搬出を行うこととしています。このため、当該工事では掘削から場外への搬出まで3日間かけて判定分別しています。トンネル掘削は日々昼夜での施工を行っているため、場内の掘削土砂仮置場では、それぞれ仕切りを設けて試験判定中における掘削土砂の混合防止対策を行うとともに、降雨などによる溶出防止のための養生テントや仮設ヤードのコンクリート舗装を実施し、場外への出口部では車両のタイヤ洗浄装置を設置して作業場外への重金属流出を防ぐ対策を行うなど、周辺環境への配慮にも取り組んでいます。

仕切りと養生テントを設けた掘削土砂仮置場 仕切りと養生テントを設けた
掘削土砂仮置場

地球環境の未来のために、新たなエネルギーの活用

バイオマスガス発電プラント実用化に貢献

NEXCO東日本さまの営業道路の維持管理で発生する刈草・剪定枝(バイオマス)の量は、年間で約10万m³にも達します。それらは堆肥やチップ材にして道路建設現場などで利活用されてきています。しかし、将来的な道路建設事業の縮小から、新たなバイオマスの利活用手段として、バイオマスガス発電技術の開発が求められました。当社はその共同研究者として、プラント建設から実証実験、改良工事まで終始携わってきました。
バイオマスガス発電については、国内外で多様なシステムが開発・運用されていますが、いずれも原料の形状、寸法、水分含有量に対する制約が厳しく、さらに、草と木を同時に原料とすることができるシステムで実用段階にあるものは例を見ません。
開発したシステムの原料製造工程は、堆肥製造と全く同じです。原料を外熱式水平ロータリーキルンに投入し、発生した熱分解ガスに含まれるタールなどの不純物をガス洗浄ラインで除去し、精製されたガスをデュアルフューエル(液体気体燃料併用)エンジン発電機のガス燃料として用います。実証実験で生じた原料のブリッジング(棚吊り)による供給停止、タールなどの残渣による洗浄ラインの閉塞などの課題を2015年度の改良工事で解消するとともに、運転制御システムならびに日常および定期メンテナンスも含めた運転マニュアルを作成しました。

2016年3月からは、プラントの運転・管理をNEXCO東日本さまの子会社に引き継ぎ、5月からはサービスエリアとの電気の系統連携が始まっています。

私たちは、これまでに培ったノウハウを結集し、これからも支給環境の維持に広く貢献できるよう活動していきます。

バイオマスガス発電プラント バイオマスガス発電プラント

熱分解炉(外熱式水平ロータリーキルン) 熱分解炉(外熱式水平ロータリーキルン)