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2010/02/23

カテゴリ: 現場通信

一晩で行なったJR北海道 函館線の橋りょうの桁交換工事

  施工場所の八雲町は、北海道渡島半島の北部にあり、道南の拠点都市函館市と全道有数の重工業都市室蘭市の中間に位置し、札幌から約200kmの場所にあります。

  平成17年10月1日、渡島山系をはさんで隣り合っていた、渡島管内八雲町と檜山管内熊石町が新設合併を行い、新「八雲町」となり、日本で唯一太平洋(内浦湾)と日本海に面する町となりました。

八雲町 地図.png   八雲町は山と海に挟まれた地形であることから、JR函館線と国道5号が南北を縦貫しており、北海道における交通の大動脈となっております。

  このうちJR函館線に介在する鋼製単純桁構造の主桁が経年劣化により桁交換が必要となりました。 

 

 老朽化した既設の桁 北海道 写真3.png 

  特急列車が走行する函館線の大部分は複線となっておりますが、当該区間は単線となっていることから列車本数が多く、貨物列車の本数が減る年始期間においても施工時間が3時間程度しか確保できない時間的制約を受ける工事でした。

  限られた時間で桁交換が可能な工法を検討した結果、当社が開発した本設利用PC工事桁工法が採用されることとなりました。

 

   以下に、工事に従事した社員に話を聞きました。 

☆工事に携わった人

札幌支店 須藤 満さん 

須藤さん.png  

―工事について教えてください。

須藤 

  JR函館線は、函館を基点に、小樽、札幌を経由して旭川までの総延長423kmのJR北海道有数の動脈であり、函館から約100kmのところに位置する八雲町郊外にあるヴィタウシ川橋梁(鋼製桁:橋長7.1m)が経年等により交換する必要が生じたため、新設橋梁の構造計算、製作及び架設を行った工事です。


北海道 写真1.png 

―工事中はどんな点に苦労されましたか。

須藤

  新設桁の設計計算等は、本社エンジニアリング本部にて行いましたが、既設橋台が昭和22年施工であり、図面どおりの寸法、位置ではなかったことから、新設桁を設置するための測量値の算出に苦労しました。

  特に、既設桁の陰に隠れる部材の計測は困難でした。

  また、桁の撤去、架設の施工日が列車運行の関係で貨物列車が運休となる1月3日と決定しており、1日の遅延も許されない状況であることに加え、桁架設の施工時間が線路の撤去復旧時間を除くと2時間10分ほどで施工することとなるため、準備工等の各作業のタイムスケジュールを綿密に計画する必要があり、工程管理にも多大な苦労がありました。

 

北海道 写真2.png  

―完成したときの感想を聞かせてください。

 須藤

  既設桁撤去から新設桁架設まで計画通り2時間10分ほどの作業で何とか工事工程を守ることができました。

  翌日の一番列車を見送ったときには、感動よりホッとしたのが正直な感想です

 

 

新設PC桁取替え完了!!

北海道 写真4.png

 

工事件名    平成21年度 鷲ノ巣・山崎間ヴィタウシ川B桁取替

施工場所    北海道二海郡八雲町

発注者      北海道旅客鉄道株式会社

工事概要     桁製作       7.1m

             桁運搬        1式

             工事用道路    1式

                    桁架設       1連

                    桁撤去       1連

                    工期         平成21年12月1日~平成22年1月20日

 

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